Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

【読書メモ】沢田マンションの冒険

先に書いておきます。
著者も認める通り、沢田マンション自身は違法建築です。
言うなれば現代日本の九龍城。
アウトサイダー・アートめいた非主流手法の増改築により、バラエティに富んだ付随設備があります。
壁なしエレベーター、5階まで延びたスロープ……更に養殖池・屋上菜園まで。
マトモな設計図も無いので構成も住民の都合で色々と変わっていきます。
一体なんでしょうね? "かつてあった"共同浴場って……そういうものって取り外しできるもんなんですか(困惑
私が本書を手に取る切っ掛けにもなった緑いっぱいのバルコニーや屋上農地も後付だそうです。

と、こんな建屋なので施工者も怪人物です。
この沢田マンション、つくりは鉄コン製です。
真っ当な考えをすれば建築学を修めるなり、大工に弟子入りをするでしょう。
が、ご当人にはそういった経験はなく、一端の材木屋から建築に乗り出しています……そんな莫迦な……。
更に、沢田マンション施工の時点(参入33年目)の時点では材木業、建築業、アパート経営と三大産業全部を実際に運用という何もかもが破天荒。

前に紹介したセルフビルド本は……悪い言い方をすれば建築家や生活者の自己満足めいていました。
shuzo-kino.hateblo.jp
が、この沢田マンションは地域コミュニティーへの奉仕という何だがトンデモナイ方向に向いたセルフビルドです。

【読書メモ】闘う! 空き家術

闘う! 空き家術 ―自然と闘い、人と闘い、管理・投資・リフォーム・売却で解決する

闘う! 空き家術 ―自然と闘い、人と闘い、管理・投資・リフォーム・売却で解決する

またぞろ空き家の本です。
今度は空き家オーナーの視点の本です。
著者は空き家問題に取り組んでいる不動産鑑定士の方で、
作中には生々しい空き家トラブルがゴロゴロ。
売り抜けや賃貸に関する方法の紹介も載っています。
空き家のDIY修理や最近一部で流行りの自力リフォーム可能賃貸の話題も。

著者の前プロジェクト

昔は100円不動産というプロジェクトもやっておられたようですが、
書籍化に伴い停止されたようです。
h-kanri

macOS上のVirtualBOXにWindows 10 Homeを叩き込む

ゲームは大抵Windows優勢ですね。
最近は絵描きツールもWinが多くなって妙な気分になります。

今回はOS X上のVirtualBOXWindows 10 Homeを叩き込む方法です。

実際のところ

環境

  • MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)
  • maxOS 10.12.4(16E195)
  • Win10_1703_Japanese_x64.iso

作業

まず、Win10本体。
ダウンロード版、USB版、DVD版の3種があるそうです。
今回は物理媒体不要なので、ダウンロード版で。
Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード
執筆時点ではCreative updateの無印を入れると「Win10_1703_Japanese_x64.iso」というものが入ってきました。
確認画面でプロダクトIDが表示されるので、メモするなりコピーするなりしておきます。f:id:shuzo_kino:20170503193607p:plain

いつものVirtualBox
f:id:shuzo_kino:20170503193618p:plain
OSの設定。Windows10 64bitですね
f:id:shuzo_kino:20170503193635p:plain
メモリはメインOSに支障のない範囲の設定にしておきます
f:id:shuzo_kino:20170503193658p:plain
仮想ハードを設定
f:id:shuzo_kino:20170503193728p:plain
形式はVDIでOK
f:id:shuzo_kino:20170503193751p:plain
可変固定は好みで。私は容量が心許ないので可変……
f:id:shuzo_kino:20170503193811p:plain
最大のディスクサイズを指定。
キャプチャでは10Gとかなってますが、
デフォでは32GByteなので、従っておきましょう。
f:id:shuzo_kino:20170503193842p:plain
はい、無事に登録されました。
早速、緑矢印の「起動(T)」を押します。
f:id:shuzo_kino:20170503193914p:plain
デフォでは何も読み込まれていないので、
先程導入したWin10のisoファイルを指定します。
f:id:shuzo_kino:20170503194000p:plain
一寸待つと導入画面が。
これが表示されない場合、何かがオカシイです。
f:id:shuzo_kino:20170503194036p:plain
二つありますが、今回は新規なので下の「カスタム」を選択
f:id:shuzo_kino:20170503194159p:plain
気をつけるコトはそれくらいで、
あとは質問に回答をしてればそのうち終わります。
f:id:shuzo_kino:20170503194911p:plain

Win10のインストール画面が表示されないとき

  • VirtualBoxを最新にする(私はこれで何とかなりました)
  • 容量・性能が不足している
  • 正規版じゃない(自首して下さい)

参考もと

pc-karuma.net
qiita.com

Google Mapsのライトモード

やたらと高機能化を続けるGoogle mapsには、ライトモードというお手軽版もあります。

実際のところ

使い方は割と単純で

https://www.google.co.jp/maps/@?force=liteと、地点の後ろに"?force=lite"をブチ込みます。

すると、右下に何やらカミナリのマークが。
これでLiteモード入りです。
f:id:shuzo_kino:20170502183451p:plain

立体表示や周辺店舗検索などのハイカラな機能が消えます。
代わりに若干軽くなるというメリットが。
メールなんかで、とりあえず周辺地図やルートを出したい時には便利です。

参考もと

support.google.com

【読書メモ】現代知識チートマニュアル

現代知識チートマニュアル (MORNING STAR BOOKS)

現代知識チートマニュアル (MORNING STAR BOOKS)

技術史、文明史の軽い読み物として重宝します。

ファンタジー世界モノにつきものな「ジャガイモ警察」めいた農業の話、
科学技術や軍事技術といったこの手の本には定番のネタが並んでいます。
面白いのは、先物取引といった経済や数学までネタに入っているところ。


作者の山北氏も不思議な経歴をしています。
もとはソフトウェアエンジニアだったのが、ゲームライターになり、
最終的にはこういった紹介本の作者として名が売れるまでになっていると。

時間ができたときにパラパラめくって「なるほど〜」という楽しみ方をする本かと思います。
以下のような本やグラフィック図鑑と同系統ですね。

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

理科年表 平成29年

理科年表 平成29年

世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史

世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史

【読書メモ】老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路

最近、空き家問題に興味が出てきたので読んでみました。

駅に近い程、空き家戸建てが目立つというのは目から鱗。
曰く、そういう便利なトコは早い段階で開発されてるから古いまんまなのだと。

また、相続人と連絡がつかず解体しようにも手を出せない家……というのも結構な量存在しているようです。

他にも、ニュースで聞き慣れた課題について都市開発の視点から色々と紹介がされています。

  • 「埋め立て地のタワマン乱立」
  • 「農地にポツンと立つ賃貸住宅」
  • 「団地のスラム化」

筆者は解決策として経済的利益を餌にした立地誘導を提唱しています。
具体的には公民館等を含めたインフラ自体の集約化*1……。

人口減少局面で住宅過剰というのは良く聞く話でしたが、中々に状況は深刻なようです。
というわけで、全体的に陰鬱というか、読んでいて愉しい本ではなかったですね。
もうちょっと成功事例を混ぜてくれれば読後感も多少マシになった気がします。
私はとりあえず、地元の空き家についてアレコレしてみようと思っております。

*1:人口の縮小を加味して現状の4割

自前のパッケージを読み込む

自前のパッケージを読み込む方法です。

実際のところ

以下のようなディレクトリ構造だったとします。
完全ローカルでも、一応githubディレクトリの中に作ってます。
何が有るかわからんしね……

$ cd $GOPATH/src/github.com/shuzo_kino/mysamples

$ tree -L 2 .
.
├── hoge
│   └── hoge.go
└── main.go

"hoge/hoge.go"は以下の通り。
外部からアクセス要素の場合、大文字で書き始めます。

package hoge

import (
	"fmt"
)

type MyType struct {
	Num  int
	Body []byte
}

func (mt *MyType) String() string {
	return fmt.Sprintf("%d::%s\n", mt.Num, mt.Body)
}

本体のmain.goはこんな感じ。
面倒でも、$GOPATH以下の奴を書いといた方が後々楽です。

package main

import (
	"github.com/shuzo_kino/mysamples/hoge"
	"fmt"
)

func main() {
	p := &hoge.MyType{39,[]byte("sun")}
	fmt.Printf("%v\n", p.String())
}

実行すると、こんな感じ

$ go run main.go 
39::sun