Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

CoAP( Constrained Application Protocol)とは

CoAPとは Constrained Application Protocolの略です。

M2M(machine-to-machine)に特化した簡易HTTPとも呼べるものです。
パケット構成は以下のようになっています。

CoAPドラフト第11版(2012/7/16更新)*1より

ヘッダサイズは僅か32bitしかありません。
無線ネットワークでは「パケットサイズ大≒エラー増」です。
サイズが小さく済めば、それに越したことはありません。

現状では、UDPでの利用を想定しているため、高速ですがやや信頼性に欠ける可能性があります。

仕様は現在も策定作業中とのことですが、完成すればセンサーネットワーク分野で有望な規格と言えます。

参考もと

簡易HTTPなCoAP(Constrained Application Protocol)プロトコル - Disce gaudere. 楽しむ事を学べ。

こちらの記事の方が詳しいです。
すっかり見落としてましたが、非同期通信もサポートしてるのですね。

contiki/examples/rest-example at master · contiki-os/contiki · GitHub

組み込み用途に向いた8bitOS、Contiki上で動作させる方法。
COOJAというシミュレータ上で動かせるので実機不要
後で動かし方の記事を書く予定です

更新ログ

(2012/9/5 追記)

  • (1)「Disce gaudere. 楽しむ事を学べ。」様の記事を参考もととして追加。

(2013/10/26 追記)

  • ドラフトのリンクを更新。
  • (3)Contikiでのシミュレーションを追加

*1:https://datatracker.ietf.org/doc/draft-ietf-core-coap/