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Bye Bye Moore

猫マンション建築の野望を胸に零細事業主として資本主義の荒波に漕ぎ出したアラサー男の技術メモ

理系"留年"生のためのアルバイト選び

戯言

留年生のみなさん、いかがお過ごしでしょうか?
あとN個単位が不足してて進級できなかったー!!
なんて言ってるそこのお兄さん、お姉さん、
この機会に学んだことを反映させる方法を考えてみませんか?

バイトを始めたきっかけ

2年前、私は単位1個不足により半年休学となりました。
学生員会活動にのめり込み、授業に全くついて行けなかったのが主な理由です。

授業がはじまるたび、「……なんで俺はこんな所来ちゃったんだかなぁ……」と、
まぁそんな感じで日々順調に脳神経が腐って行くような生活を送っていました。

そんな精神状態で、この本に出会いました。

ロボットの天才

ロボットの天才

(高橋さんについては、参考リンク参照)
当時の僕には衝撃的な内容でした。

特に刺激を受けたのは、電源開発のアルバイトをして開発のイロハを学んだというエピソードです。
実際に手を動かして商品を作る……これこそ、工学部を志望した理由だったはず。
ここで何もしなければ、腐り続けていくのが自明です。
思い立ったが吉日と、その日の内にアルバイト応募サイトを片っ端から漁ってみました。

アルバイト応募……場所探しと選考過程の問題

私は電子工学を学んでいたので

  • アナログ回路
  • デジタル回路
  • プログラミング

の領域に関し最低限のスキルはありました。
幸いにして、世の中にはこれらを生かせるアルバイト先が存在しました。

探す場所としてはオススメ順として

  • 大学内の募集掲示板。
  • 大学推奨のアルバイト紹介サイト
  • 一般向けアルバイト求人サイト

といった感じです。

……ここで、問題が2つほどあります。

(1)未経験採用は少ない

まず、未経験で採ってくれる会社が圧倒的に少ない点が挙げられます。
実際、私が最初のバイト先に潜り込むまで、3ヶ月かかりました。
その間、結構な数の会社から「お祈り」を頂いています。
ですが、そこは若さと手数でカバーできます。
未経験、最低限のスキルしかなかった私も、結局産業カメラの会社に拾われた位ですから。

(2)選考時間が結構かかる

即戦力化・使い捨て上等な飲食店ならばともかく、技術職は長く所属する事が求められます。
当然人格面は相当に重視されます。
そういう訳で、面接応募から結果判明まで最速で2週間はかかります。
お祈りされた場合に備えて、第二、第三候補用の対策も練っておいた方が無難です。

採用されたら フルタイムで働く&粘る

無事採用されたら、全力で働いてください。

……まぁ、最初は周囲との絶望的スキル差に愕然とするかもしれません。
私などは「C言語の入門書終わらせました(キリッ)」程度だったので、特にそう感じました。

息をするようにポインタを使いこなし、コンパイラオプションを鼻歌交じりで使いこなす先輩方。
学校では習いもしない技術を使う彼ら彼女らは異星人のように見えました。

それは一緒に入った人も同程度だったようです。
結局、3人いた同期は半年経たず消えていきました。

でも、そこで諦めず粘れば何とかなるものです。
先方とて、最初は使い物にならない事など織り込み済みです。
"基礎"プログラミング演習を3回も履修し直したほどの無能な私でも、半年ほどで商品に載るコードを書く事ができるようになったのですから。

能動的に仕事をする 職場から得られること

バイト先で指示待ちは死亡フラグです。
せっかくなので、興味の赴くままに質問してまわってみてください。
また、先輩の仕事ぶりを注意してみていくと、色々な発見があると思います。
私の場合では、

  • 机上と実際は違うこと
  • 「しってる」と「できる」に絶望的な差がある事

等々を身をもって実感しました。
技術的なことも当然身につきます。そして、現場の裏話も。
某ゲーム機開発の裏話、かつて存在した3進法マシン(-1、0、1)の崩壊……などなど。
和文タイプライターで書かれた論文を発見した時はタイムスリップでもしたのかと思いました。

さいごに……

休学期間中の生活資金を得るだけならば、牛丼屋や古本屋でもいいでしょう。
でもそこで視点を変えて、新しい世界に飛び込むと突破口が開けます。
自信を失いがちな留年生でも案外何とかなるという体験ができます。
学校で教わらない生々しい技術も身に付きます。
そういったバイト先での知識や経験は、あなたの一生の宝物になるはずです。
※なお、効果には若干の個人差があります。効き過ぎてそのまま退学してバイト先に就職した人も知ってますが……用法用量を守って、学生の本分をまっとうしてください。

関連リンク

『ロボットの天才』の書評です。興味があれば、ぜひ読んでみてください。

高橋智隆さんに関する記事です。いかに凄い方かわかります。

同じように、留年してバイトを始めた方の話です。私と違ってスキルを身につけた上での話ですが。

編集ログ

  • 2012/5/3  大規模改訂
  • 2012/6/4  リンク追加
  • 2013/10/2  大規模改訂
  • 2015/5/11  表現の見直し