Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

Mac OS X環境にて、genymothionとTitaniumをCLIで

以前の記事で取り上げた超速Androidエミュレータgenymotionですが、Titanium mobileとも紐付けできます。
これでわざわざ重いGUIを起動しなくてもインストールしたり、修正したりできます。
本記事では、CLI経由でGenymotionとTitanium mobileを繋げて高速ビルドする方法を紹介します。
文字やアイコンをチョイチョイと直したい時などは特に有効です。

想定環境

  • Mac OS X 10.7.5
  • bash
  • Titanium mobile / Genymotion はデフォルトのインストール先

手順

Android Debug Bridge (adb)

まずはAndroid Debug Bridge (adb) への紐付けを行います。
ついでに、よく使うコマンド'devices'と'connect'のエイリアスをつくってしまししょう。

echo "alias adb='/Applications/adt-bundle-mac-x86_64-20130522/sdk/platform-tools/adb'" >> ~/.bashrc
echo "alias adblist='adb devices'" >> ~/.bashrc 
echo "alias adbstart='adb connect'" >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc

Titanium mobile

終わったらいよいよTitanium mobileと紐付けです。
デフォルトでは、192.168.56.102:5555として起動します。
もしコネクションに失敗した場合は、まずここを疑って下さい。
設定の確認、、変更はVirtualboxから行います。

echo "alias timake='titanium build --platform=android --build-only && adb -s 192.168.56.102:5555 install -r build/android/bin/app.apk " >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc

実行

Genymotionで適切なAndroid端末を起動した後はこれを実行すると

$ timake
Titanium Command-Line Interface, CLI version 3.1.1, Titanium SDK version 3.1.1.GA
Copyright (c) 2012-2013, Appcelerator, Inc.  All Rights Reserved.

Please report bugs to http://jira.appcelerator.org/

...

[INFO]  Project built successfully in 39s 109ms

[INFO]  Emulator not running, exiting...

8634 KB/s (8811455 bytes in 0.996s)
	pkg: /data/local/tmp/app.apk
Success

でインストール完了です。ちゃんとアイコンが増えてる事が確認できます。
f:id:shuzo_kino:20130923201900p:plain

なお、再インストール時に同一アプリを立ち上げたままだと、完了時にアプリが閉じるようになっています。

11/5 追記

とか何とか言って鼻息荒くしてたら
node.js実装の素敵なCLIツールがお披露目されました。
android専業の本記事と違い、iOSBlackberryにも対応した優秀すぎる子です。
単にTitaniumをCLI経由で弄りたいんじゃーという方は断然、この子を使った方が幸せになれます。
https://github.com/FokkeZB/tn

参考もと

Titanium Mobileで開発するiPhone/Androidアプリ (Smart Mobile Developer)

Titanium Mobileで開発するiPhone/Androidアプリ (Smart Mobile Developer)