Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

数値の刻み方にも国際ルールがある

数値の桁区切りも国際度量会議なるもので定められています。

123 456.0

あるいは

123 456,0

が正しいのだそうです。

と、一応決まってはいるものの...実際には各国各々の方式を使っています。

運用地図

Wikipediaから画像を引用すると、こんな感じになります。
f:id:shuzo_kino:20140830151524p:plain

Point "." – Blue
Comma "," – Green
Eastern Arabic numerals – Red

ポイント式

ドットで桁区切りを表現する国です。ポルトガル、中東諸国が外部と取引する際に使用します。

1.234,0

カンマ式

カンマで桁区切りを表現する国です。日本では馴染みですね。中国圏や英語圏でもこの方式です。

1,234.0

空白式

空白で桁区切りを表現する国です。ロシアやポルトガルが該当します。

1 234,0

アポストロフィ

アポストロフィ式で桁区切りを表現する国です。スイスとリヒテンシュタインが該当します。

1'234,0

インド式

ゼロを発明したインド人は相当独特な考え方をします。

12,34,567.89

はじめだけ3桁、あとは2桁。発狂しそうです。

実際に困った事例

計算ソフトで意図せぬ誤作動が発生する様子。タマゲタなぁ……


さいごに

...と、まぁ各国ローカルルールが世界標準と思っているフシがあるので注意が必要です。
私もPO式の某国に「これが国際標準!」と押し切られた経験があります。
こういう違いがある事を認識した上で、柔軟に対応できるようにしましょう。