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【読書メモ】1859年の潜水艇―天才発明家モントゥリオールの数奇な人生

1859年の潜水艇―天才発明家モントゥリオールの数奇な人生

1859年の潜水艇―天才発明家モントゥリオールの数奇な人生

この本はバルセロナの放った異才、
ユートピア論者にして天才発明家「モントゥリオール」の伝記です。

タイトルにある1859年は世界初の潜水艇「イクティネオ号」が登場した年です。
このときの日本は幕末、安政の大獄が起こった年です。
そんな時期に遠くは慣れたスペインはバルセロナではまさかの潜水艇

更に、1865年には発展型である「イクティネオ2号」が完成します。
これには当時最新鋭技術であった「溶接」が活用されており、
なんと全金属製、挙げ句の果てに空気清浄機構も備えているという、
最早オーパーツレベルの代物です。
動力は「蒸気機関」です。
信じられませんが、所謂サイバーパンクな世界観の中でも全金属製の潜水艇は存在し得るのです。

本の大半は当時のスペインまわりの時代背景、
モントゥリオールの苦労、
そして官僚や社会の無理解と非常に残念な気分になるものではあります。
ある種、プロジェクトXな雰囲気がある作品です。
結構分厚い本ですが、スチームパンクな時代背景では実際どんな様子だったのか知りたい方は是非。

偏見で語る兵器botでもイクティネオ号が紹介されてます