Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

何やら知らぬ間にScratchが凄い事になっていたという話

scratchはお手軽プログラミング言語です。
RaspberryPiに搭載された事で、さらに有名になりましたね。
scratch.mit.edu

主に教育用途として開発されたもので、ブロックを組み合わせてロジックを記述します。
イベント(茶色)と制御(黄色)、動き(青)の基本的なブロックをつかって、以下のような記述をしてみます。

すると、スペースキーを押したときに画面の猫が100歩分動く……なんてのが記述できます。


動きや色、見た目や音なんて命令から、forやwhile、if-elseに相当するものは一通り揃っています。
これだけあれば、簡単なアニメーションやゲームはお手のもの。
とはいえ、これだけだと、複雑なアプリを作ろうとすると限界が来そうですよね。
……少なくとも、私はそう思ってました。

ところが、開発元はMIT。世界の天才秀才が集まるところで、そんな半端な話で終わるわけがありませんでした。
firmataというJavascript製の外部通信APIの登場で、ガジェットの制御ができるようになってたんです。
主だった所を列記すると

  • Arduino
  • littleBits
  • LEGO MindStorm
  • Firebase
  • LeapMotion

……どれも、Maker界隈で大人気のガジェットですね。
例のごとくGithubやらでソースコードが公開されているため
その気になれば自分で作った面白ガジェットをScratchで制御できるようにできるかも?

さらに頑張れば、お客さんが自前でパラメーターを調整するUIなんてのも作成できるかも知れません。

……いやはや、すごい時代になりました。