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PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

外国語学習の到達度指標「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEF)」

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年初にLotYで中国語をやると宣言しましたが、目標があまりにボヤっとしているので定量的目標を決めようと思い立ちました。
色々あるみたいですが、今回は「ヨーロッパ言語共通参照枠 - Wikipedia」(CEF)という、言語の学習到達度を判断する基準を使ってみようと思います。

レベルは最下位のA1から、最上位のC2まで設定されています。
C2になると同時通訳レベルなんだとか。

とりあえず、年末の時点で中国語レベルをB1(習得しつつある者・中級者)になっている事を目標にしようかと思います。
ここに達すれば、新聞や娯楽コンテンツを楽しむ分には何とかなるそうなので。

(2018/4/7追記)
英語母国語圏での入国・入学試験ではIELTSが使われます。
留学目的のパスポート申請、理系大学の入学試験にはB2相当の5.5-6.0。
大学院ともなると、C1水準の6.5-7.5が求められるとか……。

目安学習時間

目安学習時間としては

Alliance Française has stated students can expect to reach CEFR levels after the following cumulative hours of instruction: A1 60–100, A2 160–200, B1 360–400, B2 560–650, C1 810–950, C2 1060–1200.[7]

From : https://en.wikipedia.org/wiki/Common_European_Framework_of_Reference_for_Languages

とあります。
B1ならば、360〜400時間。一日1時間程度と仮定すると……ほぼ一年ですね(白目
(2018/4/7追記)
理系大学入学水準(B2)には560–650時間、理系大学院水準(C1)なら810–950。
一日一時間なら、それぞれ一年半、二年。
まぁ、出来なくはないけれどって所でしょう。
付け加えれば、単純に一日一時間を200日よりは、20日各10時間の方が脳みそへの負荷が強く身につくって研究成果もあります。

中国語の対応

中国語の試験だと、B1なら

  • HSK3級*1
  • 中国語検定2級

が該当するそうです。年末にどちらかの試験を受けてみます。

Rosetta Stoneのレベル対応

現状の学習教材はRosetta Stoneを使っています。
ベトナムの経験から、発音して覚えるのが結局最強だと分かったので……。
さて、肝心のCEF対応ですがやや資料が古いものの、見つかりました。
Rosetta Stone v3のpdf資料によると、
Lv3まで終わるとA2、Lv5まで終わるとB1相当との事。
Lv1を終えるのにほぼ5週間(35日)掛かったので……1月初頭に始めましたからLv5を終えるのに7月末といった所でしょう。
上記の学習基準が正しいとすれば、年末までは追加の自力学習を継続していく必要があると思われます。

更に高度な言語運用能力を測る基準もある

アメリカ政府の発行する言語学習基準ILRでは、CEFではカバー外の超専門的能力に関する言及があります。
外交のような高度な言語運用能力が求められるわけですから明確化する必要があったのでしょうね。
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*1:理系大留学の基準とのこと