Linux環境下のネットワークカードでは仮想的に複数のアドレスを運用(エイリアス方式)する事ができます。
極力NICは分けておいたほうが良いのですが、「仮アドレスの試験」や「新環境への移行期間」では有効に使う事ができます。
具体的な手法
今回は
- アドレス: 192.168.2.2
- ネットマスク : 255.255.255.0
- ブロードキャスト: 192.168.2.255
という情報をeth0に追加で割り付けたい場合を想定します。
なお、どちらの場合も0x00 ~ 0xff、つまり255個の割り付けが可能です。
一時的に使うだけ
$ ifconfig eth0:0 192.168.2.2 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.2.255
のようにします。
設定を残したい
再起動等でぶっ飛ばしたく無い場合は
Ubuntuの場合は/etc/network/interfaces、
CentOSは etc/sysconfig/network または /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0といった名前のファイルを
auto eth0:0 iface eth0:0 inet static name eth0 Alias address 192.168.2.2 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.2.255 gateway 192.168.2.1
のように編集・保存し
$ sudo /etc/init.d/networking restart
とすれば良いです。
リモートログイン下で作業するときは注意!!
リモートログイン下で上記コマンドをやる場合は注意してください。
どこかの誰かさんのようにタイポしてしまうと
実機に直接に設定しにいく必要がでてきます(
可能な限り実機に触れた方が面倒事が多く無くて良さげです