www.agri-next.jp
14〜16日に幕張メッセで開催されている国際次世代農業EXPOに行ってきました。
名前の通り、農業系の展示会です。
最近、会社がようやっと農業ICTな仕事ができる体制になってきたので
その情報収集も兼ねて、偵察してきた次第。
次世代農業EXPOのほかにも、
- ガーデン
- フラワー
- 農業資材
- 農業道具
の展示会も、複数のホールぶち抜きで開催されていました。
写真と感想
青森からきたジョイワールドパシフィックさんの、スマート農業プラットフォーム「シーカメラ」。
商用電源に挿すだけで、すぐ利用可能。
内蔵のネットワークカメラと、外付けの各種センサーの値がブラウザでチェックできます。
産業機器屋さんが農業分野に進出するには取り掛かりやすい分野らしく、ほかにも似たシステムを展示されているブースがいくつか見つかりました。
台湾のユニット式スプリンクラーの展示。
黒いチューブはそれぞれ抜き差しができるので、用途にあったシステムを組み上げ可能です。
ちょっとした植物工場やお庭の自動管理にはモッテコイですね。
基本米国ドル決済なのがネック?
今回、最大の衝撃は、この展示。
海水水槽なのに、あの特徴的な悪臭が全くしないという驚異のソイル。
なんと、濾過材や薬剤を一切使用していないんです。
なのに海水エビ(画面中央の赤いの)や、クマノミがフツーに泳いでます。
屋内なら水道水の足し水だけで維持可能とかトンデモナイ事発言まで。
水作りで散々血反吐を吐いたアクアリウムファンなら、実物を体験して卒倒寸前になること請け合い。
ホンマもんの海つくったれ株式会社
追記:
経済系ニュースサイトに記事が出てましたhanjohanjo.jp
農業系商社さんの展示。
発泡スチロールと循環ポンプをコアにした簡易野菜工場です。
各種液体肥料を適切に調整する事で、糖度8度のトマトを収穫できたと。
数値だけなら、ほとんどイチゴですね……
欠点がないわけでもなく、甘さを狙うとトレードオフで収量が犠牲になるそうです。
ちなみに、奥に実ってるのはメロンです。
大日本印刷さんの巻き取れるLEDシート。
学生時代の講義資料なんかで見た事はありましたが……ずいぶんと使い勝手がよくなったみたいです。
フツーに手で巻く事ができる程度の厚さでした。
透明素材でできた透過型(右)もあります。
これは自然光型植物工場の曇天時における光量サポートなんかでは有効そうです。