とろける鉄工所 コミック 1-10巻セット (イブニングKC)
- 作者: 野村宗弘
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: コミック
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「とろける鉄工所」は自身も鉄工所勤務をされていた野村宗弘先生による、緩めなお仕事漫画です。
元ミュージシャンの北さんを主人公に、鉄工所の仕事っぷりを描くのが主なコンテンツ。
あとは、たまに登場人物の恋模様や家庭事情が出てきたり。
(プロジェクトX的な展開は)ないです。
個人的に好きな話数
24話
社長が営業にまわる話。
中小企業に振ってくるのは高難易度か短納期か。
このエピソードで振ってきたのは短納期でした。*1
「ほんま毎回計画が立てられんの 丁寧に作らせてくれえや……」という小島さんの台詞が沁みます。
でもね……現場が苦労するなら、取ってくる側だって苦労してるはずです多分。
57話
小島さんが初7日で忌引のため、社長が納期ずらしを依頼する話。
結局、ライバル会社のアズルさんに仕事を依頼して難を逃れます。
方や土日出勤の地獄、方や暇になって週休三日給料遅配……中小企業の経営って多分こんなもんなんでしょう。
97話
朴念仁な社長の過去エピソード。
自分で作ったもので生計立てたいと思っていたら、
いつのまにか経営・営業担当になっていたっていう。
ある意味、今の私に通じる所がありますね。
たまにヘルプで仕事に入るとイキイキする辺りも何だか……自分の将来はこんな感じなのかも……
230話
チームリーダーに抜擢された石井さんの思い出話。
もとは自分の鉄工所を持っていたものの、不況とアジア勢の進出で看板を畳んだ件がしんみりきます。
各種薀蓄からも技術力があるのは間違い 無いのでしょう。
が、それだけじゃぁ喰っていけないんですねぇ……悲しいなぁ。
参考もと
*1:その分、色をつけてくれたようですが