主人公の競合的立ち位置として登場する元NASAのベンチャー社長が出てきます。
詳細は本編を参照して欲しいのですが、大雑把にまとめると
「肩書は大層ご立派で本人も自信満々だが、当の本人が手を動かした形跡が見当たらない」
といった感じです。
作中ではプレゼンとスマートな身のこなしで、大企業担当者からは修士好印象を保ち続けていました。
組織人の悲哀が描写される傾向の強い作者にも関わらず、
この人物だけはまるで同情の余地がないままドロップアウトな辺り、
銀行員時代に類似した輩に煮え湯を飲まされたのでは……? と勘ぐってしまします。
実は最近、こういう人に振り回されて酷い目に遭いました。
その人もプレゼンは大層なモノで私も関心していたのですが……
官僚崩れの政治家にアタリが居ないのと同様、
大組織から何の後援もなく旗揚げした人は大いに警戒すべきです。