実践GAN ~敵対的生成ネットワークによる深層学習~ (Compass Booksシリーズ)
- 作者:Jakub Langr,Vladimir Bok
- 発売日: 2020/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
お堅い教科書調ではなく、ほどよく洒落の効いた表現もあって読みやすい。
「実践GAN」かなり良い pic.twitter.com/GQ3tuAEMle
— たっくまん (@tackman) May 22, 2020
で、敵対的生成ネットワークって何よって話ですが。
たまにTwitterで出てくる、AIが自動生成した萌え絵とかいうアレです。
まったく知らなかったのですが3年ほど前に技術革新があったらしく、結構いろんな絵が生成できるようになったみたいです。
ほとんど違和感のない猫の画像も生成できるとか。
……フェイクニュースやり放題じゃないか壊れるなぁ……。
サンプルはpythonで書かれてます。
ただ、要求する知識が中級者以上で、その上いくつかのライブラリにあらかじめ習熟してる必要がある等々、
はじめて勉強する私みたいなのには敷居が高いかも。
というわけで中身の妥当性はまだわからんのですが、GANの応用と今後を紹介してくれる11章はだいぶ勉強になりました。
医療情報でサンプル画像が不足してるところを解決したくだりとか、現場もまだまだ苦労してるんだなぁと。
で、締めの12章に「倫理」という小項目があるあたりに、この技術の抱える問題と可能性のほどを感じます。