Ruby等々の軽量言語でもお馴染み、時刻を返すstrftime関数、AWKにもちゃんとあります。
使い方に一手間かかりますが、あとの使い勝手はなんら変わりません。
実際のところ
strftime関数を呼び出すだけなら、ライブラリ不要です。
ただし、そのまんま呼び出しても
$ gawk '"BEGIN {the_time = strftime("%c",now); print the_time}' 木 1/ 1 09:00:00 1970
てな感じでUNIXタイムの開始時点の値しか出してくれません。
意味のある時間にしたい場合、UNIXタイムを渡す必要があります。
というわけで、実用上は標準添付のtimeライブラリにあるgettimeofday()をつかいます。
実際やると、以下の通り。
$ gawk '@load "time"; BEGIN {the_time = strftime("%c", gettimeofday()); print the_time}' 水 10/14 00:01:41 2015
特殊変数の対応関係も、軽量言語の奴と大体同じです。*1
とはいえ、Rubyとは微妙に挙動が違うものもあります。
たとえば、Rubyでは月の名前を返す%B、AWKでは月の情報しか返しません。
$ gawk 'BEGIN {the_time = strftime("%B",now); print the_time}' 1月