Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

WIFIモジュールESP8266EXのATモードがうまく動かない場合……動作電力が足りてないのかも

ESP8266EXは550円程度で調達できるWiFiモジュールです。
32bitのMCUも内蔵しておりなかなか高性能です。
基本的な設定はよくあるように、ATコマンドで出来ます。
もし、このATコマンドが正常に動作しないなら、配線以外に供給電力を疑ったほうが良いかもしれません。

実際のところ

私が使ったのは、この秋月製DIP化基板です。

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秋月様より借用
秋月様より借用
Wi−Fiモジュール ESP−WROOM−02 DIP化キット: 無線、高周波関連商品 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

とりあえず配線をすませてシリアル通信をしてみたのですが……ATコマンドの意思疎通はできても、
単体の"AT"だけが正常、ほかは半端に欠けたりerrorを吐いたりする始末。

色々調べたところ、どうも動作電流が十分でなかったようです。
電源供給には小型USBシリアル変換モジュールと降圧3.3Vレギュレータを用いたのですが、
これの供給電流が最大で100mA。

一応仕様ではESP8266EXは平均消費電流80mAとなっています。
とはいえ、パラメータ設定だと大分喰うようです。
実際、大きめなUSBシリアル変換機だとうまく行っている例があるので
このモジュール構成が原因か、あるいは接触不良と考えて良さそうです。


後日、ACアダプタ式にしたらちゃんと動きました。