著者は主に不動産領域のマーケ屋さんのようで、土地まわりの話題を話題を軸にしつつ、
高度経済成長期から現在にかけてのユーザー関心の変化を論じています。
曰く……
顧客にリーチする方法がマスから個別に変わった。
マスの代表がマクドナルドで、個別の代表がディズニーランド。
この方に限らず、なぜかマーケ系の学者さんはどういうわけかディズニーランドがお嫌い。
洗脳の道具だ云々とかフカしているわけですが、恋人でも殺されたんですかね……?
あるいは自分野の理想を実現してる様が妬ましいのか……。
紙面が後半になり若者論に以降するといよいよ内容が香ばしくなってきます。
曰く、若者のバーチャル恋愛*1偏重は
家庭を持つ責任からの逃げとかいう……もう紀元前から延々と繰り返してる老害ムーブで失笑。
と、まぁこんな感じで各論は役に立っても総論は多少頭がまわる……というかそれこそ週刊文春を愛読してるオッサンの居酒屋トークみたいな本でした。