Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

【読書メモ】<猫>の社会学 猫から見る日本の近世~現代

平安時代、猫は硝子製品などと同様に舶来品の類だったそうです。
それがネズミ駆除の益獣として、得に江戸時代に進んだ都市化の影響で庶民に広がっていき今日の猫文化に繋がったというお話。

今日のキャラクター文化にもつながりそうな「流行り神」という概念が江戸時代には成立しており、招き猫もそういった一過性のブームと認識されていたようです。
この「流行り神」にはタピオカミルクティーのように周期性がみとめられていたようで、何度か巡回するウチに日本の象徴的アイコンとして定着するに至ったのだとか。

ネコ・ヘビ・キツネはネズミを捕る益獣としてある程度混合されて奉じられており、先ほどの「流行り神」の風習により相互に入れ替わる事例もあったのだとか。


ネコが根子・根来……小高い山にある要塞に通じる事から交通の要衝を鎮守する守り神になったとか。