Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

輸出入の国際ルール「Incoterms(インコタームズ)」

Incoterms(インコタームズ)は、輸出入の責任範囲に関する国際ルールです。

航空便での輸出入において最も一般的なのはDAP(Deliver at Place)という、相手国の税関手前まで責任範囲を負うスタイルです。
この場合、輸入に関わる税金や、各種手続きは先方負担となります。

これまでの慣習とのズレ

また、今日コンテナ輸送が主流を占めているにもかかわらず、長年にわたる商習慣により、コンテナ輸送による契約条件でもFOB、CFR、CIFを使用しているケースが多いのが実情ですが、インコタームズは、本船の船上に置かれる前に運送人に物品が引渡される場合、例えばコンテナ・ターミナルで運送人に引渡されるコンテナに入っている物品の場合は、それぞれFCA、CPT、CIPが使用されるべきとしています。また、FCA、CPT、CIPは、海上運送だけでなく、航空運送、陸上運送にも利用できます。

とあるように、船便時代から続いているような古い会社だと実情に沿わない契約条件が提示される事も多いみたいです。