Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

reTerminalで内蔵ディスプレイが映らなくなった場合

画面つきraspi CM4デバイスであるreTerminalを久々に起動し、ついでにapt upgradeし再起動したところ……画面が映らなくなりました
幸いSSHは設定済みだったのでプログラムはできるのですが、肝心の画面が生きてないと普通のRasPiと旨みが変わりません。

実際のところ

ディスプレイの部分は深い所に手を入れているようです。
公式の案内に従って、seeed社のgitリポジトリから必要なスクリプトを引っ張り起動してみます。

$ git clone --depth 1 https://github.com/Seeed-Studio/seeed-linux-dtoverlays
$ cd seeed-linux-dtoverlays
$ sudo ./scripts/reTerminal.sh
$ sudo reboot

なんか方向がオカシイのだが??

執筆時点で、そのまま起動すると……私の環境ではタッチディスプレイが270度回転した状態*1として認識されてしまいます。
公式説明をみると”/boot/config.txt”の設定が一部異なる形で書かれてるみたいです。
自動設定されるのがコレで

# 誤:2023年6月時点での自動設定
dtoverlay=reTerminal,tp_rotate=1"

以下のように"tp_rotate"を消す事で対処

# 正:2023年6月時点ではtp_rotateが不要??
dtoverlay=reTerminal

公式インストールスクリプトは何をやってる??

"/boot/firmware"を細工したり、カーネルに手を入れたりしていました。
外付けピンの設定もあるんでしょうが、結構な物量です。
seeed-linux-dtoverlays/scripts/reTerminal.sh at master · Seeed-Studio/seeed-linux-dtoverlays · GitHub

*1:上に動かすと右にいく