Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

【読書メモ】貧乏人の経済学

実際のところ

  • 教育は一種の投資とされる。ところが田舎では働き口などないので、状況変更の決定的な手段ではない。
  • 飢えても旨いものを求める。栄養の話をしたところで、経験を重視する傾向が強いため信じない。
  • 娯楽は重要。日々の生活の苦痛から逃れるため、食費を犠牲にしてでもテレビ等々の娯楽に費やす。*1
  • 子供が「先物投資」のような性質と捉えられているなら、利益性の高い金融商品が人口抑制に役立つ可能性がある。
  • モラルハザードの危険。タダなら持ってけるだけ持っていく、補助金があるならと過剰投薬、牛の死亡保険に合わせた「牛の耳市場」。
  • インフォーマル融資は貸し手が強い。すでにできたパイプを態々乗り換えるには理由があるのでは、と金利を高くされるため。
  • 回転型貯蓄信用組合という形で「みんなで積み立てる」方法が昔からあり効果を発揮している。

これまで読んできた中世日本の農村の話と似たような事例ばかりで乾いた笑いがでてきました。
回転型貯蓄なんて、まんま頼母子講ですもの。

*1:闇金ウシジマくんのパチンコ婆さんみたい……