Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

FlashAir上にRaspbian環境を構築してみる(MacBookPro編)

FlashAir上でRaspbianを動かす方法です。
今回の作業環境はMac Book Pro。

実際のところ

作業環境

  • Mac Book Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)
  • OS X Yosemite
  • RASPBIAN JESSIE LITE(September 2016)

FlashAir環境の退避

まずは退避先ディレクトリを用意。

$ cd ~/
$ mkdir flashair_bak

flashairをSDカードスロットに差し込んだ状態で、「SD_WLAN」と「DCIM」をコピー。
認識時点では、「NO NAME」という名前でした。

$ cp -r /Volumes/NO\ NAME/SD_WLAN ~/flashair_bak/
$ cp -rf /Volumes/NO\ NAME/DCIM ~/flashair_bak/

Rasbianの導入

www.raspberrypi.org
公式からRasbianのimgをもらってきます。
私はLiteですが、必要に応じてフル機能の奴でも良いでしょう。
導入し終わったら、unzipで展開です。

$ unzip ~/Downloads/2016-09-23-raspbian-jessie-lite.zip

SDカード初期化

OS X付属のディスクユーティリティで初期化していしまいます。
f:id:shuzo_kino:20161001221004p:plain
特に設定していなければUNTITLEDという名前になるはず。

SDカードの位置確認とアンマウント

まずはSDカードの情報確認

$ diskutil list
/dev/disk0
(略)
/dev/disk1
(略)
/dev/disk2
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *30.9 GB    disk2
   1:                 DOS_FAT_32 UNTITLED                30.9 GB    disk2s1

このdisk2というのが、今回のターゲットになります。

$ diskutil unmountDisk /dev/disk2

書き込み

いよいよ書き込みです。
ここで注意したいのは、SDカードスロットの位置がdisk2だった時、ターゲットは/dev/rdisk2という名前で指定というトコ。rの文字が必要です。
私はここで無駄に引っかかりました。
bs付けないと遅くてシャーないので、1Mbyte毎。

sudo dd bs=1m if=2016-09-23-raspbian-jessie-lite.img of=/dev/rdisk2

これで書き込み完了です。
SDカードが認識されると、"boot"という名前に変更されています。

FlashAirまわりの情報を戻す

先程退避ディレクトリに逃した一時情報を、Rasbianの"/boot"に突っ込みます。
OS Xでのパスは/Volumes/bootとなっています。

$ cp -r ~/flashair_bak/ /Volumes/boot/

抜き出し&Raspberry Piに投入

$ diskutil unmountDisk /dev/disk2

これで書き込み前のネットワーク情報が設定されています。
設定をちゃんとやっていれば、ネットワーク上にFlashAirが出現しているのが確認できるでしょう。
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