Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

駅前で携帯電話を貸してほしいなる奇怪な事をいう輩がいたら、それは名簿屋のまわし者かもしれない

出張先の新幹線駅で降りたときのこと。

アグネスチャンみたいな顔の日本語が怪しい女性と、円天の会長みたいな面の女性の二人組から携帯電話を貸してほしいなどと声をかけられました。

展示会の往路でほぼ100%不動産キャッチに声を掛けられる私なので、この二人組が寸借詐欺系の何かを狙っているのが直感でわかりました。
急いでいるだの電話が通じないだの……極めつけはプリペイド式携帯電話*1などの古めかしい手口で失笑してしまいました。
結局、最後は喚き散らしてるのを無視して今日のお宿に向かっておしまい。

……あしらえたのはよかったにしても、携帯電話だけでどうビジネスに繋げるつもりなのか、全く見当もつかず。
短時間借りるだけならダイヤルQ2みたいなのでは大した稼ぎにならんでしょうし、さて??

正解は、どうも「名簿屋流れ」のようです。
見知らぬ日本語の怪しい輩に携帯電話を貸すようなお人よしになら、幸福の壺だの利益率の怪しいワンルームマンションだのが売れるって見込みなんでしょう。
全く不愉快な話です。

本当に電話できず困ってる人は「公衆接遇弁消費」という仕組みがある

今回は明らかな詐欺でしたが、とはいえ本当に困ってる人もいるでしょう。
たとえば、携帯電話代金の引き落としができずに客に連絡できなくなった零細事業主とか!!*2
こういう時は、名刺や身分証明書を出せば駅や交番の電話を貸してくれたり、「公衆接遇弁消費」といって、帰りの切符や公衆電話のお金を貸してくれたりします。
制度がない地域があったり、それなりのハードルがあるものの、新幹線駅の周辺ならなんらかの救済措置があると考えていいでしょう。

*1:定番オブ定番。カードの換金率が高いので寸借詐欺のターゲットによく使われる

*2:悲しいけど、実話なのよね