Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

【読書メモ】住宅開発秘史  昭和の東京郊外

不動産チラシをヒントに、高度成長期の住宅地開発まわりのアレコレを解きほぐしていこうという本。
いまほど法令順守の考え方がなかった時代なので別の地域の航空写真を使ったり、ありえない速度で歩くことを前提にした「徒歩10分」等等。
不動産業は嘘で成り立つなんて話もあるくらいですが、昔はもっと酷かったんですね……。

一方、昔も変わらないというネタとして「越境呑み」の話題も出ていました。
曰く、戦時下の東京では飲み屋が統制されていたところ、埼玉なら規制がないとの事で蕨は連日大賑わいだったとの事。

人の営みというのは時代によって多少の振れ幅があれど、その本質は余り変わらないものなのでしょうね。