新年度ということで、
そもそもセンサネットって何よ? という基本に立ち返って調べ直してみることにしました。
ソース
活用事例として、
http://www.jipdec.or.jp/archives/ecom/results/h19seika/h19results-10.pdf
というお役所資料がありました。
平成19年度の資料ですが、展示会等々の情報から考えるにあまり状況は変わっていないように見えます。
ともかく、資料中では以下のような問題点が指摘されていました。
お値段それなり
市販デバイスは高い。基本的にデバイス一個で数十万円規模。
事例をみるとポツポツ見られた点です。
回答者も問題とは認識していたようで、数千円まで下げないと市場化は難しいという感想も出ていました。
一方ランニングコスト自体は、どこもそれほど問題とはしていないようです。
これは単体で稼働するセンサネットノードならではですね。
データ解析ソフト()が一番高い。
好意的に解釈すれば、各社ノウハウを囲っているので低コスト化が進まないからかと思われます。
ぶっちゃけオープンソース化すればかなり低コストになる気がするのですが……。*1
予算の大半は人件費
……本末転倒な気がするのは僕だけでは無いはずです。
センサネットは手間を減らす手法なのに人件費でウン百万とはこれいかに……??
やはり補助金のニオイがするところはアレなんですかねぇ(白目
データが集まっただけ
データを収集したが、活用法が見出せない
……教授、これは一体!?
さっきデータ解析ソフトがって話してませんでしたっけ!?
ただ単に数値を羅列したり時系列グラフ化するだけだったという事でしょうか。
「どう情報を見せるか」というのもセンサネット普及の課題なのかもしれませんね。
……その辺りは本来、営業さんや企画さんが一緒に考える所のような気がするのですが。
リアルタイムから程遠い
10分間隔で十分
これは問題ではないのかもしれませんが。
はやり輻輳やらの問題で間隔を空けないとまずいみたいです。
あとは、そんなにデータが集まっても処理に困るとか。
まとめ
実にニッポン的問題が列記されておりヤッパリなぁ……という印象です。
センサネットはまだまだ補助金頼みな部分が多く、課題山積みです。
それでも、こうして資料が出つつある段階には何とか達しました。
あとは……補助金に頼らず市場化できるキラーアプリ/デバイス待ちですねぇ
参照元
修正記録
- 2013/10/26 文章校正
*1:え、一番金を毟れるのがココ? それは言わない約束でしょ!