- 作者:フランク・ラングフィット
- 発売日: 2020/07/31
- メディア: Kindle版
いわゆるルポもの。
アメリカのジャーナリストが「話につきあってくれれば乗車賃無料」というタクシーをころがして
ナマの中国人の声や体験をかき集めたという中々面白いアプローチの本です。
かつてのソ連もそうですが、支配層がアレでも一般市民は善良な人がほとんどなんですよね(でなければ社会がまわらない
著者がアメリカ系貴社ということで多少フィルタリングもあるのでしょうが、中国人はいわれているより実利主義より自由を求める人も少なくないのだなと。
よく言われる超学歴主義なところも、「子供が勉強についていけずキツそうだから家族ごとアメリカに移住します」なんてマクロレベルでは絶対見えてこない事例まで出てきます。
さて、は習近平就任前なのでまだ多少の余裕があるころ。
ところが今は対米関係も日増しに悪化、そもそも国内事情も締め付けすぎで反発すら聞かれるような状態です。
お上のパワーゲームの行く末は兎も角、がんばってる人には相応の幸福が得られるような未来になっているといいですね(小学生並みの感想