
- 作者: 大童澄瞳
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/09/12
- メディア: コミック
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前巻も最高でしたが、今回も最高です。
この本では、ロボット部からプロモーション動画を作る依頼を請けてから文化祭までの動きが描かれています。
管理畑の金森が相変わらずいい味だしてますね。
その努力をクリエイティブ根性でアレコレしてしまう二人組も相変わらず。
時々差し込まれる設定画ページのケレン味も切れ味を増しているように感じます。
それに加えて、この号から創作論……というか、作家のモチベーション論なネタがチラホラみられました。
「あんたは他人のために絵を描けるほど器用な人間なんすか」
「あなたがダメだと思うから、この作品はダメなんですよ。他人なんて関係ない。監督なんすよ、あんたは。」
「あんたがこのロボットに満足できないなら、”更に好き勝手描く”以外の選択肢はないんすよ!」
「"ロケットはここがカッコイイんだ!"っていう画圧に感動するわけよ! "わかってんじゃんアンタ!!"ってさ」
「大半の人が細部を見てなくても、私は私を救わなきゃいけないんだ。動きの一つ一つに感動する人に、私はここにいるって、言わなきゃいけないんだ。」
……という、名台詞も炸裂して終始、良さみに溢れている(語彙喪失