活字教育*1が本を広めたように、AIによる専門知識プラットフォームが閉じた世界でまわっている専門知識の普及と利用を進めていくという主張をしています。
WEB3やNFTの人が大好きな非中央集権化型の、誰でも安価ないし無料で使えるプラットフォームになるか。
あるいは、(政府や既存の専門家が好むような)門番付きの、マーケットプレイス的な知識配布になるか。
これまで読んできた周縁社会と消費地との繋がり関する話を読んできた印象では「門番≒通訳者」という事で専門家の構造は縮小こそすれ維持はされる気がしています。
いまのGPT-4だって開かれてこそいますが、使いこなせる人の生産性とそうでない人とのソレは相当開いています。
著者はエリート一家のようですが、大衆はモノグサなもんです。
結局のところ、専門家は今の繁栄は維持できないにせよ半端者が駆逐される以上のことにはならないと思います。
そして、周縁社会の翻訳者が大きな利益をあげている状況からすると、むしろ生き残った専門家は今以上に大きな利益をあげるのではないでしょうか。