Wokeな社会学の先生方の自爆癖*1を理解しようと本誌を手に取った身としては、
ポリコレ棍棒が出現した文脈について理解が深まりましたので、多少は収穫があったかもしれません。
著者なりに中立性は意識してるのでしょうが、リベラル贔屓なのが流石に文脈から臭ってきます。
大学のセンセなのに身内上げの流れでは「明らか」という表現を多用するなど……一般向けの書籍とはいえ、本当にアカデミアかこの人はという所が目につきました。
まぁ、基本は日本、出張でアメリカに行くという関係性なら、守旧白人層なんてのは好みのアメリカ像には邪魔なのだろうかとも理解はできますが。
トドメに「次の世代が主役になる頃には白人がマイノリティーになってるので分断は解消されるよね☆」めいた結論をまとめで示されるのは……ダムに沈める集落の現住人に公益を説くような、もう少し気心というか、相手の尊厳を何とかする意志を見せても罰はあたらんのではとも思います。