その中でもポカの筆頭といえる二度のITシステム停止の問題について、専門誌である日経コンピューターが取材をもとに編集したのがこの冊子。
文中でははっきりと「みずほ銀行自身の責任であり、システム開発会社やコンピュター・メーカーの責任ではない」と断言されています。
あとの文章では、何がダメだったのかについて図を交えながら解説されていくのですが……これがまた胃が痛い。
こんな現場に放り込まれたら幾らカネをもらっても耐えられないと思います。*2
自分がヨイショした記事も隠さず公開し、当時の背景も交えながらプロジェクトが崩壊していく様が描かれていきます。
さらに、これと関連して日本のSIer業界が抱える闇について、専門誌ならではの提言もされています。
読んでてひたすら胃が痛い内容でしたが、中々勉強になる内容でした。