シン・ウルトラマンが話題です。
いわゆるバディもの、憑依ものの古典といわれるのが、こちら２０億の針という作品。
２０億というと作中時代の世界人口とのことですが、これは邦題独自の表現で原作は単に「Needles」。
藁の山から針を探すようなものという慣用句から採ったタイトルで、実際作中でも何度か言及があります。
お話の比率は憑依先に取りつくまで：バディもの捜査：結末＝３：６：１くらいの感じで、もう少し結末を厚くとっても良かったのでは？ というのが読後感。
アルジャーノンに花束をみたいに長編と短編でも作れば、後者であれば私個人には相当刺さりそう。
そう考えると、私は短編好きなのかもしれませんね。
