Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

Arduino IDEの生産性に辟易してきたらSloeberを使ってみるのも手?

Sloeber はEclipseArduino用にアレコレ拡張した子です。

本家Arduino IDEでは隠蔽されている各種ライブラリも、ちゃんと視認できるようになってます。
トレースしたい時なんかは有り難いですね。

mac OS版のダウンロードはこちらから。
Arduino Eclipse IDE - MacOS Latest Stable

使い方はワタシが下手に解説するより下記の公式動画と

Why would you want to use the arduino eclipse plugin?

公式HowToを見たほうが安全確実です。
Arduino Eclipse Plugin - How To

軽く使ってみた範囲では、よい意味でEclipseっぽさがあって使い勝手は悪くありません。
Vim-Pluginとかテストツールを入れれば、相当な作業効率向上になりそう。
……まぁ、Arduino IDEよりかは重いので場合によりけりかも知れません。

【イベントログ】OpenRoboArm.orgキックスタートmtgを主催しました

atnd.org

オープンソース化したロボットアームに関する勉強会、OpenRobotArm.orgを主催しました。
場所は電気通信大学の100周年記念会館、アライアンスセンター。

日差しの強いなか、10名の方にご参加頂きました。

まずは、暫定代表である私が、現時点で考えているこの勉強会の方向性について。



弊社からは、TsukArmを出品。
デスクトップサイズながら2kgのペイロードをもつスグレモノで、これからガンガンPUSHしていこうと思っています。
f:id:shuzo_kino:20170722213532j:plain
こちらについてもプレゼンを行いました。

更に、当日突発としてオープンソースな人型ロボットInMoovについて紹介LTもしました。
こちらは一々アップロードするような内容でも無いので、動画へのリンクを挙げておきます。

InMoov le robot 3D open source
f:id:shuzo_kino:20170722220232p:plain
f:id:shuzo_kino:20170722220236p:plain

内容そのものは非常に充実しておりまして、
参加者の皆様の知見をそれぞれ交換しあえて非常に有意義な会であったと思っています。

運営については、如何せん急ぎ気味な実施だった事もあって、反省点の残る結果になりました……。
幸い、ゆるふわRuby会と違って機器トラブルこそなかったですが。

次回以降は地域のお子さんを交えたワークショップスタイルも実施してみようとご提案がありました。
上手いこと出来るように案を考えていきたいです。

最後は、ロボットを集めた記念撮影。

http://openrobotarm.org/post/163286537959/記念すべき第一回mtgは無事終了しました
openrobotarm.org

以降のイベント等々については、OpenRobotArm.org公式ページで配信していきます。
openrobotarm.org

Arduino UNO + LCD + 二軸アナログジョイスティックでワンコインMP3プレイヤーめいた画面送りをやる

昔は秋葉原で良くみかけた、ワンコインMP3プレイヤーめいたUIを実現する奴です。


shuzo-kino.hateblo.jp

shuzo-kino.hateblo.jp
の続き。

実際のところ

#include <LiquidCrystal.h>

#define axis_x A0
#define axis_y A1
#define wordsize 16
#define minregister 0
#define maxregister 1023

LiquidCrystal lcd(12, 11, 5, 4, 3, 2);

String lcdMsg = "";

void setup() {
  lcd.begin(wordsize,  1);

  lcdMsg += "Hello,World     ";
  lcdMsg += "This is Next Msg";
  lcdMsg += "Final Msg Coming";
  lcd.print(lcdMsg);
  delay(1000);
  pinMode(axis_x, INPUT);
  pinMode(axis_x, INPUT);
}
 
void loop() {
  
  if (analogRead(axis_x) == maxregister) {
    leftShift();
  } else if (analogRead(axis_x) == minregister) {
    rightShift();
  }
}

void leftShift() {
    for (int positionCounter = 0; positionCounter < wordsize; positionCounter++) {
    lcd.scrollDisplayLeft();
    delay(150);
    }
}

void rightShift() {
    for (int positionCounter = 0; positionCounter < wordsize; positionCounter++) {
    lcd.scrollDisplayRight();
    delay(150);
  }  
}

ファクタリングとは?

2020/11/2追記

結局、このまとめの後にファクタリングを使いました。
今のレートだと、二社間ファクタリングの手数料は20~25%ほどになります。
年利で換算するとドエライ金額ですし、後々の事を考えると

今回は経営のお話。

事業用資金を調達する方法として、一番ポピュラーなのは売掛け金回収ですね。
あるいは、手形というのもあるでしょう。

ただ、このどちらも「月末締め翌月末払い」というように回収にタイムラグが出ます。
この時間差を緩和してくれるのが、ファクタリングです。

カタカナ語なので分かり辛いですが、要は「売掛債権を回収する権利を買い取ります」という話です。
例えば、来月末に300万円の売掛け金回収があるとします。
この300万円を「受け取る権利」を手数料他を引いた金額で買い取ってくれるのがファクタリング会社です。

実績のある取引先の債権ならば、たいていの場合通る様です。
融資では無いため、バランスシート上も有利……らしい。

注意として、あまり回収期間が長い*1だとか、金額が多すぎる/安すぎる*2と通らない可能性もあります。
また、「手数料」と「掛け目」のマジックで四分の一、あるいはそれ以上が持ってかれるというケースもあり得ます。

とはいえ商工ローンよりかは安全であるのも事実。
売掛債権があって、その後に回復トレンドであると確信できる場合は
資金調達オプションとして採用してみるのもいいでしょう。

で、実際に使ってから暫くして思い返すと(2020/11/2追記)

結局、このまとめの後にファクタリングを使いました。
今のレートだと、二社間ファクタリングの手数料は20~25%ほどになります。
年利で換算するとドエライ金額です。
今にして思えば、ファクタリングを使うほど状況が詰められているなら、
翌月だって何かしら(外注先の作業遅れによる入金ずれとかが)あると思っておくべきでしたね。
冷静に状況を先回りしとけば、プロジェクトの入金ずれ対応と称して、国金の支援策経由で借り入れもできたかも。
結局、トラブルには正面からぶつかった方が後々の経験にもなるし、そもそものダメージも後で倍返しされるくらいならその場で叩きのめされた方がマシでした。

*1:目安、45日以上

*2:実際のスパンとして100万円~1000万円くらいが相場みたいです

avrdude: stk500_getsync() attempt 1 of 10: not in sync: resp=0x30とか出たらドライバーをいれて再起動すると直る……こともある

今日日秋葉原のジャンク屋ですら少数派になったWindows7Arduino IDE 183を導入したときのこと。


インストールしIDEを起動、blinkスケッチを描いたところ……
以下のようなエラーが10行ほど

avrdude: stk500_getsync() attempt 1 of 10: not in sync: resp=0x30

ドライバーの問題だろうといつものところから導入。
www.ftdichip.com

……しかし、反応なし。
ここで再起動をかけ、もう一回接続したら普通に書き込みできました。
Windows恒例の環境変数まわりですかね……?

なんだか釈然としませんが、ともかく解決はできたので残しておきます。

アナログジョイスティックDIP化キットをArduinoでつかう

f:id:shuzo_kino:20170718234913j:plain
akizukidenshi.com
アナログジョイスティックDIP化キット[AE-JY-DIP(KIT)]をArduino UNOと合わせてつかってみます。


実際のところ

回路図

説明図によると、中の可変抵抗はこんな感じ
f:id:shuzo_kino:20170718235340p:plain

今回はCH1とシルクが書いてある方を遣います。
うえから321321とか出てますが、上がX、下がY軸を意味しています。
3に5V、1をGND、2をアナログ入力にツナギます。

ソフトウェア

#define axis_x A0
#define axis_y A1
 
void setup() {
  pinMode(axis_x, INPUT);
  pinMode(axis_x, INPUT);

  Serial.begin(19200);
}
 
void loop() {
  Serial.print("X:");
  Serial.print(analogRead(axis_x));
  Serial.print("  Y:");
  Serial.print(analogRead(axis_y));
  Serial.println();
  delay(1000);
}

動作

アナログスティックの模様、あるいはch2のシルクを左上にみて
上、下、右、左と二秒ごとに動かしてみた結果は以下の通り

X:576  Y:483
X:576  Y:483
X:574  Y:0
X:515  Y:0
X:480  Y:499
X:480  Y:499
X:485  Y:1023
X:485  Y:1023
X:584  Y:542
X:584  Y:542
X:0  Y:608
X:0  Y:529
X:492  Y:529
X:492  Y:528
X:1023  Y:499
X:1023  Y:494

【読書メモ】スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家

愚かな投資家と幼稚な起業家とは中々厳しい表現を使うなぁというのが第一印象。
著者は50歳でニューズウィーク社をクビにされ、何をトチ狂ったかスタートアップに転職した人物。
元は技術系記者というだけあって、業界にはそれなりに通じています。

転職先は「ハッカーと画家」で書かれた良くない企業……つまり、華麗な営業チームが爽やか且つ情熱的スピーチで出資や大型案件を決めていくタイプの雰囲気商売のダメ企業。

徹底的に王道から逸れた経営陣と、年寄記者(作者)の不毛ないがみ合いは、巷の俗説「アメリカのスタートアップは経験豊かな壮年社員と若手が協力して」などというのが戯言に過ぎない事を示しています。

とはいえ、この作者自体も相当に癖のある人物ではありました。
終始、賢い俺様と無能なガキ共という目線。
はてダで話題になった、日立から転職失敗した意識高い系が居ましたが……あれを更に重体にした様な感じです。
例えば、序文にて以下のように吼えております。

彼らは上から言われたことをうのみにする熱狂的な信者で 、自分でこしらえたフィルタ ーに守られた世界で暮らしている 。自信と自己愛にあふれ 、批判や現実などものともせず 、外の世界から自分たちがどれほど滑稽に見えるかに気づいてもいない 。

……業界雑誌というフィルターの中で自己愛満々で好き勝手生きてきた初老羽織ゴロの発言と見れば実に味わい深いデスネ。

出勤初日に上司が年下だという程度の事で噴き上がったり、年齢差別だと怒り狂った次の章で自分の失言は下ネタだジョークだと開き直るなど、ザッツ俗悪マスコミという有様。
元いたデスクに残ってる記者もいただろうことを鑑みると、追い出した側も正直安心したんじゃないでしょうか。

まとめると、自己正当化と偏見の悪臭が鼻につく地獄のような内容で、私に堅実に商いを進めようと固く誓わせたという意味では非常に有意義な本でした。