Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

基本契約書とかNDAのひな型リンク集

shuzo-kino.hateblo.jp
では色々とビジネスフォーマットが載っていますが、さすがに契約書となると少し慎重になりますよね。

それではとネットの海に飛び込むと、なるほど、基本契約書やNDAのひな型が大量に出回っています。
これらはプロが自分の営業資料として作ったものですから極端にポカはないでしょう。
でもやはり営業ツールなので「ここから手直ししてきましょ」的なモンだったりします。
営業努力として当然の事なんですが、来週水曜に差し迫った契約書の締結のために富山の弁護士さんトコに今日飛んでけるかといえば、そうでもないわけで。

であれば、品質が保証されたものを、できれば根拠つきで欲しいですよね。

この問題、お役所が税金投入して解決してくれています。
わが日本国は中小企業で成り立ってる国ですから、その辺りのお役所によるサポートも実は充実してるわけです。

実際のところ

経産省NDAまわり

「営業秘密~営業秘密を守り活用する~」という調査資料の一つ「秘密情報の保護ハンドブック ~企業価値向上にむけて~」に
NDAのひな型が載っています。
www.meti.go.jp

NDAといって思いつくのはB2Bのものですが。
プロジェクトにアサインしたての従業員向けのものから、退職時の誓約書、さらに工場見学の念書なんてのも。

ハードウェア・スタートアップ向けの基本契約書

製造は苦難の連続です。
知恵を絞って機構をつくっても、実現できなきゃ意味がありません。
試作でうまくいっても、数を作るとダメだったり、あるいは長期運用していたら思いもよらないバグがでたり。
そういうときにお互い不幸にならない為の基本契約書が存在しています。
経産省補助金で一般社団法人 環境共創イニシアチブさんが作った「ものづくりスタートアップのための契約ガイドライン& 契約書フォーマット」がすごいです。
startup-f.jp

ハードウェアで揉めるポイントを踏まえて、発注者受注者がお互い不幸にならない仕組みづくりをやってくれています。
チェックリストがあるのも、大変ベネ。
個人的には、反社条項の「過去5年」は更生の観点からみるとやりすぎな気がしないでもないですが……。

アジャイル開発向け

ソフトウェアなんかだと特に、日々変わるお客の要望や優先度の変更に合わせて仕事をしてく必要がでてきます。
業界外の人間には理解しがたい仕事スタイルですが、ここはIPAが上手いものを出してくれています。
www.ipa.go.jp

アジャイルをやる場合のチェックリストまであってお得。