【読書メモ】小さな会社の社長の戦い方

小さな会社の社長の戦い方 (アスカビジネス)

騎士が戦車に突撃してるへチョ絵が印象的な本書、
タイトルの通り小さい会社の社長さんが書いた体験本です。

IT系で泥臭い経営スタイルということで、私は親近感をもって読めました。
巷の社長本はどれもこれも、俺スゴイオーラばっかりで拾う所が多くないのですよね。
その点、著者の井上氏は包み隠さず厭な所まで書いてくれています。
会社を４期もやってると、何度もつまづきがありますが、この本の内容で大抵似ています。
所詮私は凡人なので、経験したあとでようやく腑に落ちるわけですね。
もちろん、読んでいた事で事前に阻止できていたケースもあったのでしょうが。

逆に、良い点はあんまり書いてくれていない印象もあり読んでいて気分がよくなる類のものでもないです。
「ああ、僕以外も苦労してるんだな」という黒い安心感を得られます。