行政書士の金森氏が書かれた本で、業界では割と有名らしいです。
個人的にはサムライ業とエンジニアには割と共通点があると思っています。
技を磨くのに特化した人が多く、仕事に誇りを持っていること。
あと、やや対人関係に難がある人が多かったりとか……。
その点、作者の金森氏はかなりクセがあるというか、
ゼニに対する意識が同業者に比べて高いように感じました。
「サムライ業はどれだけ仕事をしても月収100万円が天井だ、ならどうすればそれ以上儲かる?」
という、中々できない発想転換にて大成功されたとか。
最後の二節にその事例が載っていますが、行政書士という仕事と有能な協力者の支援でデカい仕事をまわす様はさながらビジネス小説です。
中々キツい指摘が続くのですが、特に効いたのが
「仕事を確保する前に外注先を確保する」
「完成した人材を変動費による労働分配率にて活用」
というところ。
今構築しているビジネスフローがまさにこれなのですが、
見方を変えればこういう考え方にもなるんだなと、少しばかり苦い思いがしました。
意識してやっていれば、ちゃんと売上が上がってもう少し皆様に楽してもらえたのかな……と。
すでに私個人の技術者としての成長には限界が見えてきた中で、
私も経営者として考え方と行動をリンクさせていく必要性を痛感しました。
まずは自分の仕事の見方を変えるというところから始めていこうとおもいます。