- 作者:龍太, 家入
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: 単行本
世界的に人手不足が騒がれている建設業界、ここ数年はBIMという考え方が流行っています。
デジタル大辞泉によると
ビム【BIM】
《building information modeling》建物の設計や構造計算だけではなく、建築部材の選定、施工計画、コストなども含めて総合的に管理するコンピューターシステム。従来のCADが、主に三次元の形状情報のみを扱うものであったのに対し、建物に関するさまざまな情報をすべて一元的に管理することで、建設業務全体の効率化や、建築家・施工業者・施主の意思共有を図ることができる。ビルディングインフォメーションモデリング。
とあります。
要は、各業者が各々の都合で作っていたCADデータや施工計画まわりを一定のフォーマットで統一しようっていうお話です。
今、一緒にやってる某ゼネコン担当者さんから断片的に聞いただけでした。
何となく施工に限定された技術なのだと理解していましたが、
実際にはもっと広範囲に使える考え方のようです。
たとえば不動産の内覧、インテリア施工の先回り手配、さらに事前の経営計画へのフィードバックといった、かなり野心的な領域の様子。
まぁ、Android業界を見ればわかる通り、ビジネス回り関係の人が主導権を握った規格は
往々にしてベンダー間にビミョーな差がでてしましまいます。
今後ちゃんと普及するためには、この本で書かれているような玉虫色の案件を安定的に再現できるように業界全体で意識づくりしてかないといけないんでしょう。
私は末端の技術屋として、定期的に情報を得ていこうと思います。