Bye Bye Moore

PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

Windows10 + Procerssing 3.7の環境で懐かしのKinect V2を弄る

色々あって、Microsoft Kinect V2を入手。
巷には枯れた知見がたくさんあるし、遊ぶにはちょうどよさそうなので、色々やってみます。

Windows10にProcessing3系を構築
そのライブラリとしてKinct V2をいれて遊んでみます。

実際のところ

前提条件

  • Windows10 Pro (v1909)
  • Processing 3 (3.5.4)
    • Cドライブ直下にあったほうがいい

Kinect V2

最近のWindows10アップデートに巻き込まれるかたちで、
KinectV2がUSBに認識されなくなる事態が発生しているようです。
……まぁ、結構前のデバイスですからねぇ……。
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幸い、公式が対応方法を発表しているのでこれに従います。

This issue occurs because of a change in the Surface USB Hub Firmware Update driver (SurfaceUsbHubFwUpdate.sys).

support.microsoft.com

ファイル名を指定して実行……から、「レジストリエディタ」を起動
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左のパネルから、以下のように階層を潜ります。

コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{36fc9e60-c465-11cf-8056-444553540000}

f:id:shuzo_kino:20201126193824p:plain

本来ここに「Lower Filters」なるカラムがあるそうなのですが、そもそもソレがない。
新規だからですかね……?
というわけで、追加して再起動。
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Kinect SDKを導入

www.microsoft.com
からkinectV2用ランタイムを、
www.microsoft.com
からSDKを導入。
前者が80Mbyte、後者が300Mbyteほど。
登録しないと導入できないとかいう情報も見つかりますが、今は必要ない様子。

ランタイムとSDKをそれぞれ指示に従いながら導入。

その後、SDK Browserを起動。
入れた直後ならスタートメニューに、しばらくたった後なら名前から検索で出てきます。
f:id:shuzo_kino:20201126184630p:plain

こんな画面。
さっそく一番上の「kinect configuration verifier」を確認。
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Processing 3系の構築

Processing3

ProcessingにOpenNI*1系ライブラリを手動導入。



*1:深度センサー系ラッパー。Kinect以外にも色々な種類に対応している