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PoCソルジャーな零細事業主が作業メモを残すブログ

【読書メモ】ぼく、街金やってます

ぼく、街金やってます

ぼく、街金やってます

経営をしてると、資金繰りというのに悩まされることになります。
旨い話……目の前に、得意分野で利益率も高く、回収も固い仕事……があるのに着手のためのカネがなくて諦める羽目になったりとか。
そういう事態を避けるために手元資金を厚く持っとけと、巷の経営本はいうわけですが。
うん、それが資本力の細い零細企業で再現度高く実現出来りゃ苦労しないんだよ。

まあそうなると、カネ無ければ外部から調達する他ないわけです。
たいていの場合、相談先は「知人や親族」=>「銀行・信金」=>「ノンバンク」な順になります。
それでも万策尽きた事業者さんや個人さんが駆け込むのが「街金」。
法定金利スレスレな所で戦う業者さんなのでリスクを取りまくる所に特徴があるかも。
地元の信金では申し込んで二か月待たされるとかザラですが、街金だと条件次第で即日ってこともあるそうです。

で、そんな渋い世界でおカネを武器に戦っている街金の中の人の書いた本が、こちら。

事例には資金繰りに追い込まれて無茶な行動とる債務者がワラワラでてきます。
冷静な立場ですれば、そんな馬鹿なって思う事例でもね、カネの巡りが悪くなると血の巡りも悪くなって負のはずみ車が回っちゃうんですよ。
実際、悪質ベンチャーに騙されて資金ショートに陥ったので、こういう債権者心理、私にはわかります。
私の場合は債務が知人や関係企業、あと信用金庫で与信枠がつぶれており、それが良い意味の融資ブレーキになってくれました。
ヘタに不動産とか有力な保証人いたら、たぶん事例の債権者さんと同じようなルートを辿っていただろう事を想像すると背筋が寒くなってきますね……。

似た系統の債務者が追い込まれるお話が載った本

shuzo-kino.hateblo.jp
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